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Fotbal品評会

2006–02–07 (Tue) 23:59
リーガ・エスパニョーラ22節、デポルティーボ・ラ・コルーニャvsバレンシアを観戦。
     デポルティーボ 0-1 バレンシア

かつてはスペインリーグの黄金カードのひとつだった。
ファンタジーな攻撃の応酬を見たいなら
『エル・クラシコ』と呼ばれるレアル・マドリーvsバルセロナを。
そしてタイトな攻防からのスペインらしいサイド・アタックの応酬を観たいのならば
このカードという位置づけがあった観がある。
しかし、リーガ優勝すら手にした両チームは
現在世代交代を終えたあと、チーム編成の過渡期である。
バレンシアは借金をごまかしての堅実補強で固めているが、
デポルティーボは枯渇した資金繰りの中で、
有力な若手と、未だ健在のベテランを扱っていく方針を採る。
この試合は、バレンシアの猛然テクニシャン、ダビド・ビージャが
抜け目のない見事なハーフライン・ゴールを決め、
それを守りきっただけに過ぎない。
しかし、観るべきものは多かった。
試合自体についてはあえて語らないとして、
今回はこの両チームの選手から印象的な選手を中心に
記事を書いていきたい。

まずは、デポルティーボ側。
何しろデポルティーボの求心力、バレロンを長期離脱で欠いた陣容だけに
スケールダウンは否めない。
だが、両サイドは相変わらず特筆だ。
レアル出身の鋭いサイドアタッカーのペドロ・ムニティス、
そしてスマートなテクニックとキックセンスを兼ね揃えたビクトル。
左サイドの職人フランや
バルセロナ育ちのアルベルト・ルケを擁した頃の華やかさよりも
今はこのムニティスのファイティング・スピリットが今日、一番光っていた。
バレロンという司令塔を欠き、ターゲットのトリスタンをベンチに置くデポルティーボにおいて、孤軍奮闘に近い活躍だった。
ピボーテ(軸)に関しては
守備、そして展開力をそつなく備えたセルヒオがいるけれど、
一芸に秀でているという意味で期待をこめたいのは、
展開力がよりすぐれたトロ・アクーニャ。パラグアイの選手だ。
非常に精度の高いミドルレンジのキックを蹴れる。
周囲も比較的良く見えていた。
後半の勝負どころからの投入だったので、
おそらく守備力になんがあるようだが、
バレロンのいない今ならむしろ、先発として使って欲しかった。
あと、今回いいところなしだったが、現状のバレロン不在の状態ならば
ディエゴ・トリスタンとともに2タワーを形成して欲しいという
期待をこめてアリスメンディ。
デポルティーボの象徴だったフランの背番号10を、
ただの欠番だったからなのだろうけれど、継いだ男だ。
足元のテクニックに不満を残すが、
ポストプレーからのシュートスタンスは悪くない。
ディフェンダーで言えば、カルチョの世界では不遇を囲ったコロッチーニ。
アルゼンチン代表だが、アルゼンチン人らしく、
一対一にもゾーンの対応にも強い、洗練されたディフェンダーだ。
マヌエル・パブロもサイドバックとしては非常に完成度が高い。
GKモリーナはやはり、むらっけの多いゴールキーパーだが
反応速度も果敢なポジショニングも一定の評価は得ていい名手。

バレンシア側はほとんどスタメン全員が見るべきものがあるけれど、
やはりビージャだ。
こいつはすごい。
ラウール×フェルナンド・トーレスでゴールが決められなかったら
スペイン代表の命運を握るのはこの男だ、といえるほど素晴らしいストライカー。
テクニシャンであり、ゴールに貪欲であり、抜け目ない。
その上、ファイティングスピリットに溢れている。
ボールを奪われたあとの最初の「追い込み」に関しても、
非常に的確で、獰猛。
その上で、ゴールを決める貪欲さも兼ねそろえる。
全力を出し切る選手としても非常に見ごたえがある。
近年スペインでは見かけない、いいFWだ。
サルバが攻撃面に関してはこのタイプのFWだったが、
残念ながら奴はむらっけが多すぎる。
あとは当然、アイマールもそうだが
やはりこの試合に限れば、
ポルトガル人が主にあげられる。
左サイドの天才ビセンテ・ロドリゲスの長期欠場を見事に埋めたレゲイロと、
バラハにかわりピボーテ(軸)をになったウーゴ・ヴィアナ。
攻撃的な選手であるため、視野はまだ狭いのだが、
非常にいいキックと展開力を持っている。
ディフェンダーであげるなら、若きアルビオルは期待したい。
対人に強いのもそうだが、危機察知能力に才能を感じる。
イタリア人のモレッティもイタリア的に言えば良いサイドバックだ。
テクニックよりも、フィジカルで走り負けしないのは、長所である。
あとは無論、アルベルダ。
近年のアルベルダは、おそらくスペイン国内でも
最高のセンターハーフにあげてもいいと思う。
守備面での見極めの巧さ、そして献身的なスペースの確保。
これに展開力が揃えば、グァルディオラを優に越える存在感を持てるが、
それはあまりにも欲張りな話だろう。
代わりに、アルベルダはグァルディオラが欲しくても持てなかった、
強靭な肉体を持っているのだから。
ちなみに、今年復調したスペイン屈指のGKカニサレス、
私は彼の個人的なファンです。
例えレアルの正GKを務めたことがあったとしても。
クラシカル・タイプのカーンのようなGKですが、
特徴をあげれば似ているように感じるのに
存在感が何故か違う。
説明不能。

両チームともに、現在が勝負どころである。
オサスナの躍進とビジャレアルの栄達に塗り替えられた
スペインリーグの戦力相関図の中で、
彼らの位置はそれほど目だって上に見えない。
バレンシアはチームをなんとか仕上げてきているが、
バルサを追走するにはやや離されている。
確かに今のバルサは調子が落ちている上に、敗戦が続いているが、
このままズルズルと落ちていくような薄い選手層ではない。
デポルティーボに関しては、
上位に上がれるか、中位に留まるかの分水嶺に差し掛かっている。
バレロンさえいれば、と溜息がこぼれるところだが、
アルゼンチン人の名手ガジャルドを補強しても、
おそらく後半戦に向けて、フィットさせるのは難しい。
今の選手層でやりくりするならば、
2トップにせざるを得まい。

しかし、やはりかつてはレアル、バルサの2強に続く勢力であった両雄だけに
質の高い試合を見せてもらった感じだ。
特に、若手に見るべきものの多いデポルティーボの
今後の躍進に期待する。
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