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ウラ番長・デコ

2006–02–03 (Fri) 23:59
リーガ・エスパニョーラ21節・バルサvsマジョルカ観戦。

ふと思ったことがある。
バルサを並のチームが止められない理由。
それは語りつくされていることだ。
イロイロとその手の評論を読んでいるし、
試合もだいぶ観てる。

しかし、あらためて実感した。
やっぱり、バルサのウラ番長はデコだと。マジョルカはこの日、
今までの守備の悪さを調整し、
プレスのかけ所と網のすぼめ方を相当上手にこなしていた。
まあ、バルサ戦を見るときはだいたい、
前半にはこういう展開になるものだ。
問題は、このハイテンション・プレスが
後半20分を過ぎても持続するか否かにかかっている。
映像を見ることができないから予想の域を出ないが
国王杯でサラゴサに敗れたのは偶然ではないと思える。
エースのエトーを欠いたバルサでは
あの強固な個々のディフェンス力と、
及第点以上の低い位置からのプレスをこなすサラゴサに勝つのは
なかなか難儀するだろう。
ディフェンスラインと中盤のユニット
そしてそこから効果的な中長距離の展開が可能なピボーテ(軸)がいれば
あとはゴールを沈める確率にかかってくる。
サラゴサのエベルトンが、その流れにはまったのだから
バルサが劣勢になるのはムリもない。
事実、そうやって昨シーズンのバルサをチェルシーは粉砕した。

スローのVTRで観ると、ひとりだけ
時間を飛び越えているようにすら見える
超絶的なスピードスター・エトーを欠き、
さらにミドルレンジからのあらゆる種類のピンポイントパスに長ずる
バルサの実質的心臓、シャヴィも怪我でいない。
だが、バルサには、シャヴィという心臓がなくても
心臓がなくならない。
シャヴィ、そしてデコ。
この二人を並列に心臓として扱うシステムが、
バルセロナと他のヨーロッパチームの違いを表すような、
真骨頂であるということを再確認したわけだ。
当然、ロナウジーニョも心臓だが、
彼はそこまで中盤に戻って試合を組み立てない。
彼が中盤に戻る必要性が出るとすれば、
それはバルセロナの半分もチーム力のないチームでの話だ。

重要なのは、あらためてデコなのだと再認識したに過ぎない。
守備戦術の認識能力は高くなったシャヴィでも
デコのような個対個のディフェンス能力では劣る。
ならばそのマンツーマン・ディフェンスの点で
上を行くファン・ボメルとシャヴィならどうかと言われると、
それでは心臓はひとつになる。
ファン・ボメルは、心臓ではない。
典型的なセンターハーフのプレイヤーだ。
攻撃の局面で、後背から刺客として飛び出す第三の男だ。

実は、デコはこの典型的なセンターハーフにもなれる上で
シャヴィの役割も半分はこなせる。
ダイナミックなサイドチェンジを駆使することはないが、
ショートレンジからミドルレンジのパスは非常に正確だ。
そして、前線のポイントに″トップ下″の変則的役割として
ロナウジーニョもいるから、敵はボールの出所がつぶせない。
だから、バルサ相手にするチームは、
最後尾にいる″オーガナイザー″のマルケスを基準に
プレスをかけなければならなくなるのだ。

あくまで、バルサの攻撃力を最大限に引きだす軸の話をしているので、
メッシやジュリ、ラーションの有能さは
あえて触れない。

シャヴィよりもゴール前で実力をより発揮するイニエスタを擁するバルサは
少なくともシャヴィ抜きのセンターハーフでも、
ノーマル・ポジションでデコをゲームの軸にしながら、
後半にイニエスタをいれることでテンション・チェンジができる。
つまり心臓を1つから暫定的に2つにすることができる。
実は、心臓が2つになったとき、
至宝ロナウジーニョの仕事が容易になる。
それまではひたすら、
メッシやジュリを動的に使う裏を破るような攻撃が多くなるのも、
ロナウジーニョにかけられるマークの圧力を考えれば妥当な選択肢だ。
それだけでもゴールが決められるから、
バルサを並のチームが倒すのはほとんど不可能に見えるのだけど。

そして、この試合を観戦して心配事も少しばかり出てきた。
バルセロナは、リーガ優勝はできても
またCLを落すのではないか。
そんな不安もよぎったのだ。
チェルシーに負けるのでは、という話ではない。
決勝まで勝ち進めるのか、ということだ。
今日のバルセロナは若干、今までのバルセロナではなかった。
身体が重くなり始めているように見える。
長いシーズンを通して強豪クラブがかならず味わう、
コンディションの谷間という奴かもしれない。
ライカールトの
ローテーションを名目にした競争意識を煽る起用方法が
想像以上に効いた感じもある。
ジュリが輝くのも、ファン・ボメルが頑張るのも、
そういうところにあるはずだ。
ライカールトのすばらしいところは、
これだけのタレントチームを″チーム″としてまとめ上げ、
競争意識を健全に保ちながらひとつにするという
求心力の高さなのだから。

今日のマジョルカを相手にしたバルセロナは、
それでも少しばかり精彩を欠いた。
些細な悪循環でゴールが決まらないから、という感じではなく
動き自体が通常のバルサを下回って見えたわけだ。
幸いマジョルカは、ほとんど大久保頼みでしか
ゴールを割れないような攻撃の仕組みだったので、
バルサはかろうじて封じ込めることができただけだ。
事実、大久保はそれでも
致命的なチャンスを少なくとも2回は演出した。
そのうち一回は、
オフサイドがなければゴールネットを揺らした可能性すらあった。

大久保のふてぶてしさにハアハア。
とか言ってる場合ではなかった。

チェルシーもまあ、バルサと同じようなスタート切ってるし、
コンディションの谷間が重なってそうだから、
案外勝負は解らないと思うけど、
そのあと、どうなるんだろうなあ。

などと余計な心配してみた。

チェルシー戦を前に望むのは、
デコがまず怪我をしないこと。
モウリーニョが見出した世界屈指のプレイヤーが
バルサのキープレイヤーであることは少しばかり皮肉だ。
モウリーニョはその慧眼がまずすばらしい。
デコ然り、ランパード然り。
チームの軸となる選手に恵まれているともいえるが、
デコはほとんどモウリーニョが見出したようなものだし、
ランパードもラニエリ時代よりモウリーニョ時代の方が怖い。
これはあながち偶然とも思えない。
だからランパードには是非、
インフルエンザでもかかってくれることを望む。

デコ。バルセロナのパーフェクト・イレブンを構成する1ピースにして、
現在もっとも代えの効かない存在だと今日、あらためて確信した。

という解りきったことをダラダラと書く俺、どうよ……?
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