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夢一夜

2007–02–11 (Sun) 03:24
その日もりき丸は気だるそうな足取りで自宅の門を潜ったのだった。
楽市楽座に初の当選を果たして後、連日のように自邸で売り子と商品の値段を相談する日々が続いている。
何しろ、昔からりき丸には売るものがない。
事実、りき丸邸の楽市楽座でも、帰ってきた草壁桜姫の妹薬師が作った透漆を委託販売する以外に目玉がない。
市場より低下で設定したその透漆の売れ行きは好調だ。
表示して5分しないうちに完売してしまうような売れ行きなのだ。
むしろそれが悩みだった。
その5分が過ぎてしまえば、商売棚に陳列されているものは、りき丸が箱あけで拾ってきた戦利品や、貯め続けて不良在庫となった採集材料ばかりだ。

だが、そこにはひとつだけ、他の売買品を圧倒する金額で置かれたひとつの布切れがある。

煤けて小汚く擦り切れそうなその布切れは、その古めかしさ故かどこか妖気をまとっているようにも見える。
その布きれは、とある数奇な幸運がもたらした。
りき丸の導師のひとりである某宰相の誘いに応じて狩りに行った不入山冥境(いらずやま・めいきょう)。その奥地に住まう虚鬼という鬼から奪いとったあやかしの槍《一丸八》より、解体具を使って取り出したのが、その未知の材料である。
現在、この雑巾にすらならない布切れが、市場価格10000貫以上もの値をつけて売られている。古の型の大鎧を生産するために必要な材料らしく、相当高価な取引がなされているのは、現在確認されている限りで、この槍からの解体によってしかその材料が取れない故だ。

知力付与装備をえるための金策に奔走していたりき丸は、その得体も知れない布きれに11000貫の高値をつけて売りに出した。
実はこれでも市場最安値の金額である。
しかし、1万貫。
炭鉱労働者のりき丸がどうひっくり返っても貯金することのかなわない金額、それが1万貫。
おいそれと売れるはずがない。

売りに出して4日目、りき丸は桜姫のおろす透漆を受け取りに自邸に戻り、売り子に透漆を下ろした。
何気なく顔を上げたりき丸は、陳列棚の先頭にあったあの布切れがないことに気付いた。

売り上げ箱を開けたその中に入っていたものは、間違いない、11000貫に及ぶ金子の山。
甲賀りき丸、この世界に生を受けてより2年半にして、はじめて1万貫をこの手に握ることになった。

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Life In The Cage

2007–02–02 (Fri) 03:33
りき乃

仮想現実で金策に汗を流して涙も流している皆さんこんにちは。
りき丸です。
でも画像はりき丸じゃないです。
妹を作りましたよ。巨乳に負けました。ええ、負けましたとも。
破天の目玉、傾奇者を作りました。以後お見知りおきを。

破天の章実装に伴い、いろいろと戦国ネバーランドが活気付いております。負荷がかかりすぎて私が知る限りでもサーバーが二回落ちていますが、それくらいの盛況振りです。
そんななか、りき丸は陸1チャレンジを終えたあと、再びいつもの通りのまったりダラダラなしまりのないネバーランド生活に戻っています。

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きみの名は、獏神

2007–01–10 (Wed) 22:41
獏神01

甘い


両膝をついて崩れ落ちる姿に、かつてこの地を踏みしめた頃の情熱は見当たらなかった。歯噛みする力すら湧かぬ徹底的な敗北感にうちひしがれながら、その姿を仰いだのは一体、何度目のことであろう。
――獏神
上野国の地に突如出現した龍陰門の奥地に住まう山の守神。
りき丸は、幾度となく挑み、破れ、それでもまた挑みつづけた。仲間たちを半ば引きずっていくかのように集めては、挑んだ。
その先にある未知の世界を見たいのか。否。
己の力を、己自身に問うてみたくなったのではないか。
まったく未知の次元の敵を相手に、攻略法を各々の手で持ち寄りながら
己の実力が劣ることなく、無事に倒せたのだという達成感を得たかったのではないのか。
そのために彼は、まったりぃが命のアヤネFCを半ば専断するかのように振る舞い、日々の呼集を続けながらも、毎夜のごとく党首として振る舞い、徒党編成を続けたのだ。
だが、そうして過ごした日々もはや二週間を数えつつあった12月某日。彼はその壁を越えることなく獏神を相手に11回目の敗北を喫した。

そこに、我らが旗頭である天道アヤネの姿はない。

   * * *

戦国ネバーランドにもうひとつの現実を作りつつある皆さんこんにちは。りき丸です。
まずはあけましておめでとうございます。
更新頻度も月に1度となってきた感じで、『ブログ手習』並の実装で日々を過ごしております。
当然、戦国ネバーランドのほうでまだ触れていない破天実装に関する話題もたくさんあったのですが、夢中で遊んでいたらこんなに月日がたってあっという間に一ヶ月。
そろそろ、破天の章実装後のりき丸を振り返ってみようと思ったら、こんなで出しになりました。


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BUFFET IGAGURI

2006–11–26 (Sun) 03:27
日本全国の戦国ネバーランド中毒の皆様こんにちは。りき丸です。

突然ですが、皆さんはマイホーム、持ってますか?
横文字で言うのもなんなので、武家屋敷持ってますかと素直にお聞きしましょう。
今回の内容はあからさまにネタ切れによる秘蔵映像後悔に見えますが、
違います。断じて、違います。
かなり計画的です。
前々回の『すべては家具のために』でも触れておきましたが
あれもまた計画的な伏線だったんですよ、ほんと、まじで。

おさらいしますと、
我らが春姫とその仲間たちの間で『武家屋敷』が流行っていると書き記したと思います。
実はその流行、詳細を述べるとやや見解が変わると思います。
武家屋敷ブームと一言で言い表してしまうと、まるで仲間内で自分の屋敷自慢をする、という流れに読めてしまいがちです。
が、その実情は違います。
たったひとりの卓越した人間のアイデアを結実させるため
春姫を中心として家具を持ち寄り、屋敷完成に協力するというものだったのです。
彼は1アカウントに持ちうる3キャラすべてに武家屋敷を持たせ
そのすべてを完成させました。
アレンジは気分によって変わったりするので、取材時点の内容でしかありません。
が、ここで私りき丸の目を通し、春野忍軍自慢の屋敷をご紹介いたします。

春野忍軍が誇る卓越した空間デザイナー・イガグリ坊主。
私の日記上での呼称ではくりちゃんの名で表記させてもらってます。
今日は彼が生み出す、微笑ましくもアイデア豊富な屋敷の取材シリーズ第一弾です。

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その甲羅をしょってゆけ!

2006–11–17 (Fri) 23:59
弥生


……苦節2年半。
今更なにをといわんばかりに冷ややかなお世辞を述べる弥生の元に、りき丸はたどり着いた。
アヤネFCと心強き友軍たちの前に玄武はその愛らしい泰然たる威容を顕した。

いざ、決戦の時。

いざ玄武よ
貴様の甲羅、はがしまくってやるからな!!


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ただ、家具のために

2006–11–08 (Wed) 02:16
青龍朱雀

白虎玄武



四神――
大いなる国津神・大物主の眠りし三輪山に至る登竜門として、多くの戦士が挑み続けてきた最初の壁。
しかし信オンの歴史も3年を経て、その威容にもすっかり翳りがさしてしまった。
いまや三輪山にたどり着く事は誇るべきステータスでもない。
恐怖の八雷神住まう黄泉比良坂の最奥、イザナミ宮にたどり着き、一攫千金を狙うのがハイ・ステータスならぬ廃・ステータスと化していた昨今、四神にはなんら脚光を浴びる余地もなかった。

しかし、そのような四神への関心もここ最近、にわかに盛り返している。
今までは討伐されたボスが再臨するまで、長時間再POPを待たねばならない制約があったが、一部ボス戦の同時並行対戦が可能となったため、状況次第では容易に連戦が可能となってしまったのだ。
かつて恐れられたその威容は、いまや挑戦する対象ではない。
にもかかわらず、四神たちを倒して得られる潜在開花への経験値は多く、魅力的であった。
四神たちが残す特徴的な手土産も狩りに欲望の花を添えた。それぞれの特徴を生かした固有の『家具』――朱雀の尾、白虎毛皮の敷物、青龍の首、玄武の甲羅――かつては討伐記念のアイテムとして重宝されたであろうこれらの家具は、いまや手の届かない憧れではなくなった。

甲賀りき丸――
戦国ネバーランド『烈風伝』世界に生を享けて2年。いまだ三輪山に足を踏み入れたことすらない彼もまた、このにわか熱に便乗して、今貪るように四神討伐に熱を上げている。

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あの三日月を突け

2006–11–03 (Fri) 00:02
信ON関連の記事では実に久しくなります。
最後の記事が三増峠における上杉との開戦ですから、ほぼ半年近く更新してなかったことになります。
半年もたつと状況がいろいろ変わってしまいました。
我らの春姫もお戻りになられておりますし、りき丸が逆に長期不在をする羽目にもなりました。その間にあった周辺の出来事については、機会があれば記事にすることもあるかもしれません。

さて、今日の記事を書く前に、珍しく信ONのゲームシステムの更新について話題を触れておこうかと思います。
先月に実装されたゲームシステムが私の中で定着していくにつれ、少しずつではありますが、信ONもゲームとしての利便性があがってきたなと思う今日この頃です。
各国への移動時間を短縮する早馬システムや、徒党中の事故死による待ち時間を短縮するための怪我時間の短縮、そして一部の混雑する有力ボスの複数徒党での同時並行対戦が可能になったことなど、些細ですが意外と影響の大きい待ち時間が短縮されたことで、より快適な環境づくりがなされたなという感想を抱いています。
お陰で少なからず私のキャラクタも恩恵を授かりました。現在セカンドのりき之助も基礎目録を修了し、lvも着々とあがっております。
早馬の実装は、全国検索とあわせて徒党のワールドワイドな組織化をより短時間で実現できるようにしました。その恩恵はキャラクタのlvに拠らない事でしょうが、特に低レベルの修行中キャラにとって良い影響がでているかなと感じます。
新規プレイヤーを受け容れやすくする意図があるのは確かですが、私のようにひとつのアカウントで細々と遊ぶ人間には、PLで手軽に育てる贅沢はできません。今までは世界の中心である稲葉山に足を運ばねばせねば、修得徒党を組むのも混ざるのも難しい、というのが烈風サーバーの実情でしたが、これからはメンバーが足りなくても地方から呼び寄せやすくなるでしょう。

さて、前置きが長くなりました。
今日のお話は、結果3日間もの長丁場でキャンペーンを張ったとあるボス狩りの出来事について。タイトルはそのクエストの名前です。

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賀沢祐介

Author:賀沢祐介
かつて詩人を称していた男。
細々と小説などを書き綴りながら文筆の先に悦びを見出そうとしている。
文筆を除けば己には、恥的人間であること以外何も残らない。
そんなあわれな男です。

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